埼玉県環境科学国際センター機関リポジトリ(個別情報)
■ ID 430
■ 種類 学会発表
■ タイトル イムノエコDXNによる底質汚染への適用性検討
■ 著者 石塚昌宏    コスモ石油
細野繁雄    埼玉県環境科学国際センター
上田康信    コスモ石油
藤田峰斎    コスモ石油
杉崎三男    埼玉県環境科学国際センター
   
   
   
   
   
   
■ 出版元
■ 出版年 2004
■ 誌名・巻・号・年 日本内分泌攪乱化学物質学会第7回研究発表会、平成16年12月15日
■ 抄録・要旨 環境基準を超過する底質の汚染が確認されている河川において、50m間隔の27地点で底質試料を採取し、酵素免疫測定法のキット”イムノエコDXN”による測定結果を公定法と比較して、汚染範囲確定調査における適用性を検討した。  検出濃度範囲及び環境基準を超過した地点数は、それぞれ、公定法が2.5〜390pg-TEQ/g及び9地点であったのに対し、イムノエコDXNによる測定では15〜280pg-TEQ/g及び8地点であり、汚染範囲のスクリーニングに有効であると考えられた。公定法に比較して汚染範囲を若干狭く評価したことについては、試験した試料のダイオキシン類濃度に占めるco-PCBsの割合が、平均で約20%と高いことが影響していると考えられる。両方法の相関性は極めて良好(R2=0.83)であり、対象地域の数地点で公定法とイムノエコDXNによる測定を平行して実施し、公定法値に変換する係数を求めておくことで、より正確な汚染範囲の絞り込みが可能となる。
■ キーワード 酵素免疫測定法、底質、ダイオキシン類汚染、スクリーニング

| 一覧に戻る |